トライバルタトゥーの魅力

フィリピンのタトゥー

フィリピンのルソン島の高原地帯には、近代文明と距離を置いて今なお伝統的な生き方を貫いているカリンガ族がいます。
カリンガ族も、現在にいたるまでタトゥーの習慣を保っています。
カリンガ族のタトゥーは、あたかも全身タイツをまとったかのように、腕は手首まで、足はくるぶしまで、すっかり覆いつくす形で彫るのが特徴です。
絵柄は直線による図形が主体ですが、繊維で織りなしたかのような複雑で繊細な造形がなされ、本当に布の服を着ているかのような印象を与えます。