ボルネオのタトゥー
オランダやイギリスの植民地支配を受けましたが、それ以前には原住民の間でタトゥーの伝統がありました。
絵柄の色はほぼ黒のみで、らせん、うず巻き模様を多用する点に特徴があります。
他の地域のものと同様に、自然界の動植物をモチーフとする絵柄が中心ですが、
マンデルブロ集合やジュリア集合を思わせるフラクタル図像のような絵柄も見られます。
イニシエーションの意味もあります。
男子が旅に出るときに右肩にタトゥーを入れ、無事に帰ってきたときに、「一人前」の証しとして左肩に対になるタトゥーを入れるという
古来の風習がありました。